結婚指輪を手作りする時に使う素材

結婚指輪を作るには素材と道具が必須

結婚指輪を手作りする際に、工房側から説明があるかと存じます。工房によっては、サンプルとして提示されることもあるでしょう。「無」から結婚指輪を作ることはできません。素材と道具が揃い、初めて結婚指輪は誕生するのです。
手作りする前に抑えておきたい、結婚指輪の素材についてご紹介します。

プラチナ

結婚指輪の素材の中で、最もポピュラーなものは「プラチナ」です。プラチナは滅多に採掘されない一種の「レアメタル」で、指輪以外にも様々な場面で取り扱われている素材です。
特徴は白く濁りのない輝きでしょう。とても頑丈なもので、滅多に壊れることはありません。大切に扱えば、何十年単位ともつことができます。しかし「プラチナ」と一言言っても、いろんな種類がございます。純度の高いプラチナは「Pt999」。純度99.99%のまじりっ気が限りなくゼロに近いプラチナです。指輪で使われているのは、純度90%の「Pt900」です。他の金属が10%含まれているものの、プラチナとしての輝きが失われることはありません。

ゴールド

ゴールドも、結婚指輪の素材として人気があります。一般的に「ゴールド」と聞いて思い浮かぶのが、イエローゴールドでしょう。普段「金色」と認識していますが、実際は黄色です。ゴールドと他の金属を混ぜ合わせてできたのが、イエローゴールドなのです。
他の金属を混ぜ合わせる理由は、アクセサリーとして加工しやすいから。まじりっ気のないゴールドをアクセサリーにするのは、プロでも難しいです。そこで他の金属と混ぜ合わせて、加工しやすくしたという訳です。

どの素材で作っても完成までに時間がかかる

プラチナでもゴールドでも、結婚指輪の手作りは何かと手間がかかるものです。「いつ準備をすれば良いのか?」と聞かれると、「なるべく早い段階で」と答えるしかありません。
時間がかかるのは、手作りの最大のデメリット。でも時間がかかるからこそ、思いも募るものです。募った思いで作られた結婚指輪は、2人に幸せな未来を届けてくれるでしょう。