チタン素材で指輪を手作り

中には金属アレルギーなので、普段は指輪をつけないという人もいるでしょう。
それでも結婚式には必要不可欠なので、どうにか対策をしたいという人もいるでしょうが、このように金属アレルギーの人に適した素材がチタンなのです。
チタンはレアメタルとも呼ばれており、貴重な金属でもあるのですが、手作りをするときの素材に用いられることもあります。

しかも多種多様な場所で使用されており、指輪の素材としてだけではなく、インプラントにも使用されていますし、金属加工の工場などでもよく使用されているのです。
それだけ使用用途が高い金属だということなのですが、金属アレルギーの人でも反応が出にくいという特徴だけではありません。
ただし、金属アレルギーに関しては、他の金属よりは症状が出にくいというだけで、絶対にアレルギー反応を起こさないというわけではないので注意しましょう。

他の特徴としては、金属その物が硬いので、手作りする際には素人の場合、加工が少々難しい傾向にあります。
特に切削作業をするときには注意が必要になるので、人によっては手作りではなく、すでに出来上がっている指輪を購入することも多いと言えるでしょう。

このように金属自体が硬いという性質を持っている反面、比較的軽い素材でもあるのです。
チタンはアルミと鉄の中間のような金属なので、強度は鉄で重量はアルミというように、お互いのメリットを持ち合わせている金属だと言えるでしょう。
耐食性にも優れているので、シルバーのように変色や黒積みの心配をする必要も殆どありません。
当然錆びついてしまうこともまずないのですが、酸素や窒素に長時間触れてしまうと、化学反応を起こしてしまうことがあるのです。

チタンよりもさらに硬度の高いチタン合金という金属も存在していますが、手作り指輪には通常のチタンを用いることが多いでしょう。
加工が難しいと言われているのは、金属自体が硬いことよりも、金属が硬いことで摩擦が発生することで、熱によって金属自体が焼き付いてしまうことから加工が難しいと言われているのです。