ステンレス素材で指輪を手作り

指輪というのはシルバーやゴールド、プラチナやチタンといった素材がよく使用されているのですが、実はステンレスを用いることも多いのです。
手作りをする際にも当然ステンレスは用いられているのですが、初めて手作りする場合には、少々加工が難しい金属だと言えるでしょう。
ステンレスは鉄よりも硬い素材ですし、熱を加えると焼けてしまうという特徴があります。
現在ではステンレスの焼けを取ることも可能ですが、後が残ってしまうことが多いので、焼けをある程度除去した後に研磨をすることも多いのです。

硬い金属で加工が難しい上に、手間がかかることもあり、手作りするのであればある程度技術を身につけておいた方がよいでしょう。
もちろん指輪はそれほど難しい加工を施すわけではないので、工房などでスタッフに指導をしてもらいながらであれば、素人でも十分手作りすることが可能です。

ステンレスの特徴としては、錆びにくくて汚れが付着しにくいというメリットがあるので、家庭でも流し台など水回りに使用されることがよくあります。
鉄ともよく似ているのですが、鉄にクロムを12パーセント以上添加することでステンレスという素材になるのです。
ただし、錆びにくくて汚れにくいとは言っても、全く錆びないわけではありませんので、水が付いているのにそのまま長期間放置していると、当然錆びついてしまうことがあるでしょう。
汚れも付きにくいとは言っても、表面にキズが付くと汚れが付着しやすくなりますし、汚れを放置しておくと、カビが付着してしまうこともあるのです。

そのため、シルバーと同じように、定期的にメンテナンスをしなければいけません。
特に錆びついた物が密着していると、短期間で錆が移ってしまうことから、絶対に錆びついたものと一緒にしないようにしましょう。
金属アレルギーを持っている人にも適していませんので、手作り指輪をプレゼントする場合には、金属アレルギーではないか確かめておくべきです。
ただし、長持ちする素材なので、耐久性は高いと言えるでしょう。